pyenvはPythonのバージョンを複数利用したときに使うライブラリです。たとえば、プロジェクトによってはPython2系を使わないといけないときや、独自にカスタマイズしたときなどいろんな状況があると思います。そのようなときにとても重宝するツールです。
以下ではubuntu 16.04における例を紹介します。
下準備
まずはpyenvのインストールに必要なgitをインストールします。
sudo apt-get install git git clone git://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv
その後、pathを設定します。
echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bashrc echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bashrc source ~/.bashrc
これにてpyenvが使える状況になりました!
anacondaのインストール
pyenvではインストールできる一覧を下記のコマンドで確認できます。
pyenv install -l
今回はanacondaのディストリビューションをインストールしたいため、anacondaに絞ってみます。
pyenv install -l | grep anaconda3
出力結果
anaconda3-4.2.0 anaconda3-4.3.0 anaconda3-4.3.1 anaconda3-4.4.0 anaconda3-5.0.0 anaconda3-5.0.1 anaconda3-5.1.0 anaconda3-5.2.0 anaconda3-5.3.0 anaconda3-5.3.1 anaconda3-2018.12
今回はanaconda3-5.0.0をインストールしてみます。
pyenv install anaconda3-5.0.0
正常に
デフォルトpythonの設定
anacondaのデフォルト設定をします。
pyenv global anaconda3-5.0.0
反映されたか確認してみます。「*」がついているものが現在のversionです。
pyenv versions
インストールが完了したら、condaやpipもupdateしておきましょう。
conda update -y conda pip install --upgrade pip
pyenvのアップデートについては、別記事 をご覧ください〜。