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本記事では仙石ラボへの入会希望者(プログラミング初学者)を対象とした導入を扱っています。
仙石ラボでは、これからプログラミング言語を学ばれる方には、Python言語の習得を推奨しています。最初のステップとして、『Python エンジニアファーストブック(技術評論社)』を教本として一から学んでいきます。
教本
本書籍はPythonの学習だけでなく、ソースコード管理やJupyter Notebook、マークダウン記法などプログラミングを行うにあたって有用かつ実践的なノウハウが多数紹介されています。本書を自主学習していきながら、ステップアップしていきます。
目次抜粋
第1章 Pythonの動向 第2章 最低限知っておきたいPython言語の基本 第3章 開発環境とチーム開発 第4章 スクレピング 第5章 PyData入門ガイド 第6章 Webアプリケーション開発
プログラミング環境の構築
本教本をもとにまず「5.5 Anaconda環境の利用」からすすめていきます。AnacondaとはContinuum Analytics Incが配布するPythonディストリビューションです。Jupyter Notebook等を扱っていくにあたり必要なライブラリをセットで、Pythonプログラミングの環境を構築することができます。
仙石ラボではPython3系以上を扱っていくため、Anaconda 4.3.1以上のインストールを推奨しています。本教本ではLinuxでのインストール方法しか紹介されていませんが、WindowsやMacに対応したディストリビューションが公開されています。
詳しくはQiitaの記事などを参考にインストールしていきましょう。
Pythonをはじめてみる
Pythonの環境構築が完了したら、いよいよプログラミングをはじめていきます。教本の第2章、第5章という順番で進めていただきます。
3章については、口頭でのレクチャを交えて進めていきます。4章と6章については、必要に応じて自主的に進めていただけたらと思います。プログラミングによってどんなことができるかのイメージを掴むのに良い演習になると思います。
その後について
一通りの学習を終えたら、個別にプログラミング課題を出していきます。その出来具合に応じて、タスクや指定図書を提供していきます。ある程度の基礎を身につけたら、サービス開発や論文執筆に向けて、プロジェクト単位で動いていきます。
他にGIS(地理情報システム)等についても必要に応じて独自の教材を提供します。希望者には提供していきます。
本ラボ活動では自主的な活動であるため、各自の自主性にお任せします。真剣に取り組んでくださる方には、それに応えるべく、どんどん知識や機会を提供していきます。
ともに良い研究を進めていきましょう!
執筆:仙石裕明