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昨日に続き、物流続きで国際物流総合展2016に来ております。

物流オープンデータコンテストや、データ可視化のご支援させていただいている株式会社フレームワークス様のブースを見に参りました。

国際物流総合展

(会場内撮影禁止だったため、一部許可を得た場所以外は写真はありません)

会場に入ってみると、トラック、仕分けシステム、コンベア、無人搬送車、物流ソフトウェア、物流関連機器・部品、企業誘致、港湾・空港などなど幅広い企業が出展しておりました。

特に目立ったものとしては、ロボティクス技術を活用する企業出展でした。男ゆえのロボットへのロマン(?)のために注目してしまっただけかもしれませんが(笑)、倉庫内でのピッキング自動化や積荷を自動化するロボットが数多く紹介されていました。人手不足の影響による省人化や、ECサイト需要増による回転率向上が業界全体として注目が集まっているように感じました。

AIというキーワードも盛んにみられ、空間認識技術、画像認識技術など、物流業界に特化した技術も発展してきているようです。

Amazon社がドローン発送注文前発送など世界に先駆けて先進的な試みを進めているように、IoTやAIの普及によって、物流業界においても大きな変化が起きるフェーズにあると感じています。

株式会社フレームワークス様のブースでは、AR技術の活用やピッキングロボットに関する取り組みをはじめ、昨日の物流オープンデータコンテストの紹介が行われていました。

受賞作品についても展示されておりました。じっくりとデモをみるのはこれがはじめてです。

今回、弊社で可視化のお手伝いさせていただいた大和物流トラックのデータビジュアライゼーションムービーが展示されておりました。こうやって展示いただけているのは嬉しいですね^^

感想

今回、参加した感想としては、機械メーカーや物流ソフトウェア会社など、それぞれの得意領域を持ちつつも、IoTやAI分野へ積極的に導入ないしは展開していこうとする気概を感じました。単純に省人化という文脈だけでなく、小売・飲食分野やECサイトなど他業界と横断的に接点をつくり、商流を掴んでいこうとする流れがあり、その手段としてIoTやAIをとことん使い倒していくという印象を受けました。

物流業界だけに限った話ではありませんが、いわゆる”物流”という枠を越えて、ないしは、物流という言葉の定義が広くなったのか、素人ながら転換期にあるのだろうと感じました。このような文脈のなか、弊社のような小さな小さな会社は、とことん尖って、スピードをあげていかなくてはいけないと再認識した次第です。

本展は本日9月13日(火)から16日(金)まで開催されています。ご都合がつく方はぜひご来場ください!

 

執筆: 仙石裕明