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みなさん、こんにちは!
今回の初学者チュートリアルでは、Git編の最後として「プルリクエスト」をご紹介したいと思います。よろしくお願いいたします。
プルリクエストとは?
プルリクエストとは、ご自分でコミット・プッシュしたブランチ(ディレクトリ・フォルダ)を別のブランチにマージする許可を仰ぐことです。
この別のブランチとは、たいていの場合リポジトリ(プロジェクト)を統括するブランチ(以下、master。developともいう)になります。
自分のブランチでの作業がひと段落したら、masterにプルリクエストを送り、修正を反映してもらうことになります。
リポジトリの管理者は、あなたのリクエストの概要を把握したうえで修正をmasterに反映します。これを「マージ」といい、リクエストの内容によってはマージしてもらえないこともあります。
プルリクエストについての更に詳しい概念はこちらをご参照ください。
なぜプル「リクエスト」をするのか?
Gitを用いた開発では、開発者(みなさん)どうしの更新内容がコンフリクト(バッティング)する場合があります。このような場合、リクエストなしでmasterにマージしてしまっては、プログラムコードのバージョンがめちゃくちゃになってしまいます。
これを避けるため、リポジトリの管理者が更新の「交通整理役」になる必要があります。またなるべくコンフリクトが起き得ないよう、あらかじめ適切な役割分担を割り振るスキルも求められます。
その一方でみなさんは、管理者に対してマージしてほしいブランチの概要を明確に説明する必要があります。プルリクエストをすると自動的に変更内容(差分)が表示されますが、それだけでは不十分です。リクエストには説明欄がありますので、その部分にテキストを入力して伝達して下さい。
Gitの開発がプル「リクエスト」というワンクッションおいた手順になっているのは、チーム作業を円滑に進めるためだったのです。
【必ず参照!!】GitHubにおけるプルリクエストの方法
こちらに詳しく記載されております。このサイトではリクエストの際に記載すべき事項・心得が載っておりますので、以下に引用します。
GitLabにおけるマージリクエストの方法
GitLabにおいてはプルリクエストのことを「マージリクエスト」といいます。
まず、GitLabのプロジェクトページを開いて、下画面にしたがって進めて下さい。
マージリクエストの画面が開きます。新しいマージリクエスト作成へ進んでください。
以下の画面に従って、進めて下さい。
以下の画面でリクエストの詳細を記入し、リクエストを送信して下さい。
以下のような画面になれば成功です!!
マージリクエストをしたあとは、必ずリポジトリの管理者に連絡しましょう。
いかがでしたか?プルリクエスト・マージリクエストによって、Gitのチーム開発を充実させましょう!!
執筆者:宮本