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【読了時間: 5分】

QGIS 3.4.1 ‘Madeira’がでてますね!すごい勢いで進化しているQGISですが、python2系ではなくなったり、これまで使ってきたプラグインがなくなってしまったり、いろいろと変化が起こっています。

今回はQGISでよく使う機能の一つであろう、地理院地図タイルの表示について紹介したいと思います。背景地図としてとても役立つ地理院地図タイルですが、QGIS version 2.X系ではTileLayerPluginなどを用いて呼び出していましたが、QGIS version 3.X系ではデフォルトでタイルレイヤを読み込む機能が備わっています。

タイルレイヤの登録

まず読み込みたいタイルレイヤを設定します。
ブラウザウィンドゥにある”XYZ Tiles”という項目を右クリックし、「新しい接続」をクリックします。

「XYZ接続」というウインドウが出てきます。
こちらにタイルレイヤのURLを入力します。

ここでは地理院地図の標準地図を対象とし、下記のURLをコピペします。

https://cyberjapandata.gsi.go.jp/xyz/std/{z}/{x}/{y}.png

標準地図以外に他の地図を表示したい方はタイル一覧をご覧ください。

名前とURLを入力し終えたら、「OK」をして登録完了です。

タイルレイヤの読込

早速、登録した標準地図を読み込んでみましょう。
ブラウザウィンドゥにある”XYZ Tiles”を展開すると、登録した標準地図のメニューがでてきます。
こちらをダブルクリックで完了です。

以前と比べて、もっと楽になりましたね。

地理院地図以外のタイルレイヤ

地理院地図にもよく使うタイルレイヤをいくつか記載します。

OpenStreetMap

http://tile.openstreetmap.org/{z}/{x}/{y}.png

Google Hybrid

https://mt1.google.com/vt/lyrs=y&x={x}&y={y}&z={z}

Google Satellite

https://mt1.google.com/vt/lyrs=s&x={x}&y={y}&z={z}

Google Road

https://mt1.google.com/vt/lyrs=m&x={x}&y={y}&z={z}

Bing Aerial

http://ecn.t3.tiles.virtualearth.net/tiles/a{q}.jpeg?g=1

本当便利ですねー。

執筆: 仙石裕明